体験学習:

平成10年度釧路校のフレンドシップ事業から

蛭田眞一・諫山邦子 ・石井由紀夫・加藤直樹

北海道教育大学釧路校 理科教育講座生物学 学校教育講座幼児教育

国語教育講座国文学  美術教育講座金工

Learning through experience: A case studyfrom "Friendship Project 98" at Hokkaido University of Education,Kushiro.

Shin-ichi HIRUTA1, Kuniko ISAYAMA 2, Yukio ISHII3 and Naoki KATO 4

1Department of Biology, Hokkaido Universityof Education, Kushiro 085-8580, Japan

2Department of Preschool Education, Hokkaido University of Education, Kushiro 085-8580, Japan

3Department of Japanese Language Education,Hokkaido University of Education, Kushiro 085-8580, Japan

4Department of Fine Art Education, Hokkaido University of Education, Kushiro 085-8580, Japan

はじめに

 フレンドシップ事業とは,文部省の平成9年度の新規事業としてスタートしたもので,趣旨は「教職を志す学生が種々の体験学習等において児童生徒と直接ふれあい,ともに学ぶことは,教員としての実践的指導力の向上を図る上で有効であり,大学と教育委員会等が連携・協力して,こうした機会を整備充実することが必要である.」である.2年度目に当たる平成10年度から,釧路校においても本事業に参加することになった.

 平成10年7月に実施した釧路校のフレンドシップ事業についての総括的な報告書は別に用意されている.ここではプログラムの中の環境教育に関連する「体験学習」に焦点を当てて報告する.

環境教育のめざすものは,地球規模で人類や人類以外の生物と環境を,そして将来の世代までも視野に入れて行動できる人々を増やすことである(環境教育推進研究会,1992).自然や生活環境のことを考え行動すべき年代の学生たちと将来の世代が「体験学習」を通して触れ合うことの意味は大きいと考える